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転職エージェントと転職サイト、何が違うの?
「転職エージェントと転職サイトって何が違うの?」「結局どっちを使えばいいの?」
転職を考え始めたとき、多くの方が最初にぶつかる疑問です。名前が似ているためか、同じものだと思っている方も少なくありません。しかしこの2つは仕組みも使い方も全く異なります。
この記事では、元転職エージェントとしてRA(企業担当)・CA(求職者担当)の両方を経験し、企業側・求職者側の両方の視点を持つ筆者が、転職エージェントと転職サイトの違いを企業側の本音も交えて解説します。
この記事を書いた人(筆者紹介)
筆者は大手人材会社で3年間、転職エージェントとして働いていました。RA(企業担当)として400社以上の企業を担当し、企業がどちらのサービスに求人を出すかという判断の現場を見てきました。CA(求職者担当)として累計100人以上の転職成功をサポートしてきた経験から、求職者目線でも正直にお伝えします。
転職エージェントと転職サイトの違い【一覧表】
転職エージェントとは【仕組みを元エージェントが解説】
転職エージェントは、求職者と企業の間に専任のキャリアアドバイザーが入り、転職活動を一貫してサポートするサービスです。求職者は完全無料で利用でき、求人紹介から書類添削、面接対策、年収交渉まで一人の担当者が伴走してくれます。「転職のパートナー」をつけるイメージが近いです。
転職エージェントのビジネスモデル【企業側の本音】
RAとして企業を担当していたころ、採用担当者からよく聞いた言葉があります。
元エージェントの本音:「エージェントに頼むのは、自社で探す手間を省きたいから。その分、費用は高くなるけど採用の質は上がる」——これが採用担当者の本心でした。
転職エージェントのビジネスモデルはシンプルです。求職者が入社したとき、企業から年収の30〜35%程度の成功報酬を受け取ります。年収500万円の人なら150万円前後が企業からエージェントに支払われる計算です。求職者からは一切費用が発生しません。
これが意味することは重要です。転職エージェントは「企業が費用を払ってでも採用したい人材」を紹介するサービスです。だからこそ、転職サイトには掲載されない非公開求人が多く存在します。
転職エージェントでできること
- 非公開求人の紹介:転職サイトには出ていない求人に出会える
- 職務経歴書の添削:プロの目で書類を磨いてもらえる
- 面接対策:企業別の傾向に合わせたアドバイスが受けられる
- 年収交渉の代行:自分では言いにくい条件交渉を担当者が行う
- 日程調整の代行:企業との面接スケジュール調整を任せられる
転職エージェントのデメリット
- 担当者の質にばらつきがある:当たり外れがある(合わなければ担当変更も可能)
- 連絡頻度が高くなることがある:急かされると感じる人もいる。対処法は転職エージェントがしつこい時の対処法で解説しています
- 自分のペースで進めにくい:担当者との連携が必要になる
転職サイトとは【仕組みと特徴】
転職サイトは、企業が求人を掲載し、求職者が自分で検索・応募するプラットフォームです。「求人の広告メディア」と考えるとわかりやすいです。担当者はつかず、応募から日程調整まですべて自分で進めます。
転職サイトのビジネスモデル【企業側の本音】
RAとして企業の採用担当者と話していたころ、転職サイトへの掲載についてこんな話をよく聞きました。
元エージェントの本音:「サイト掲載は母数を集めるため。エージェントは質を求めるとき」——企業はこの2つを目的別に使い分けています。
転職サイトは企業が掲載料を払って求人を載せる仕組みです。多くの求職者に見てもらうことが目的のため、幅広い求人が掲載されています。一方でエージェントのような個別サポートはありません。
転職サイトでできること
- 大量の求人を自分で検索できる:条件を絞って自由に探せる
- 自分のペースで進められる:誰にも急かされない
- 企業に直接応募できる:エージェントを通さずに応募できる
- スカウト機能を使える:プロフィールを見た企業からオファーが来ることがある
転職サイトのデメリット
- 書類作成・面接対策はすべて自力:サポートがない
- 非公開求人には出会えない:エージェント専用求人は見られない
- 年収交渉は自分で行う必要がある:言いにくい交渉も自力で行う
転職エージェントと転職サイト、どっちを使うべきか
結論から言うと、どちらか一方に絞る必要はありません。両方を組み合わせて使うのが最も効果的です。ただし状況によって使い分けるポイントがあります。
実際にあった話【元エージェントの体験談】
元エージェントの本音:CAをしていたころ、30代前半で転職サイトだけで活動していた男性を担当したことがあります。半年間、自力で20社以上に応募したものの書類選考がほとんど通らず、疲れ切って相談に来られました。職務経歴書を一緒に作り直し、非公開求人を紹介したところ、3週間で2社から内定・年収も前職より80万円アップ。「最初からこうすればよかった」と漏らしたのが印象的でした。転職サイトが悪いのではなく、”使い分け”を知らなかっただけなのです。
転職エージェントを使うべき人
- はじめての転職で不安がある方:書類作成・面接対策のサポートが受けられる
- 年収アップを狙っている方:交渉のプロに任せられる
- 忙しくて転職活動に時間が取れない方:担当者が代わりに動いてくれる
- 非公開求人に出会いたい方:エージェント限定の求人がある
転職サイトを使うべき人
- まだ転職するか迷っている段階の方:気軽に求人を眺めたい
- 行きたい企業・職種がすでに明確な方:自分で検索して直接応募したい
- 自分のペースで進めたい方:担当者に急かされたくない
元エージェントのおすすめは「両方使い」
CAとして多くの転職者をサポートしてきた経験から言うと、転職サイトで求人の全体像を把握しながら、転職エージェントで個別サポートを受けるという組み合わせが最も成功率が高いです。
転職サイトで「世の中にどんな求人があるか」を把握しておくことで、エージェントとの面談でも具体的な希望を伝えやすくなります。なお、エージェントを何社併用すべきか迷う方は転職エージェントは複数併用すべき?もあわせてどうぞ。
転職エージェントと転職サイトの使い分け方【具体的な流れ】
注意:重複応募はNG
同じ企業に「転職サイトから直接」と「エージェント経由」で二重に応募するのは避けましょう。企業側で応募が重複すると、どちらの経路で選考するか混乱が生じ、最悪の場合どちらも見送りになることがあります。1つの企業には1つの経路で応募するのが鉄則です。
転職エージェントと転職サイトのよくある質問(Q&A)
Q. 転職エージェントと転職サイトを両方使うと企業にバレますか?
A. 基本的にバレません。エージェント経由とサイト経由は企業側では別ルートとして扱われます。ただし、同じ企業へ両方から応募するのはNGです(上記の注意を参照)。
Q. エージェントとサイトは何社くらい登録すべき?
A. 転職サイトは1〜2つ、エージェントは2〜3社が目安です。多すぎると連絡管理が大変になります。選び方に迷う方は転職エージェントの選び方を参考にしてください。
Q. サイト経由とエージェント経由、選考で有利なのはどっち?
A. 一概には言えませんが、書類添削や推薦状がつくエージェント経由のほうが通過率は上がりやすい傾向があります。一方、自分の言葉で直接アピールしたい人はサイト経由が向きます。
Q. エージェントを断りたくなったらどうすればいい?
A. 無理に続ける必要はありません。合わないと感じたら丁寧に辞退の連絡を入れればOKです。転職エージェントの断り方で例文つきで解説しています。
まとめ|転職エージェントと転職サイトは役割が違う
この記事のポイントを振り返り
- 転職エージェント:担当者がサポート・非公開求人あり・書類添削・面接対策・年収交渉まで無料
- 転職サイト:自分で検索・応募・自分のペースで進められる・サポートはなし
- どちらか一方ではなく両方を組み合わせるのが最も効果的
- 転職サイトで全体像を把握→エージェントで個別サポートを受ける流れがおすすめ
各エージェントの詳しい評判は以下の記事もあわせてご覧ください。
まずはエージェントに登録してみよう
転職エージェントへの登録は無料です。登録したからといって必ず転職する必要はありません。まず自分の市場価値を確認することから始めてみてください。
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