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「転職したいけど年収が下がるのが怖い」という方へ
「転職したい気持ちはあるけど、今の年収を下げたくない」「年収交渉ってどのタイミングでどう言えばいいの?」「転職すると年収が下がるって本当?」
転職を考える方の多くが年収ダウンを不安に感じています。転職者のうち年収が上がる人と下がる人の割合はほぼ同じです。つまり、正しく動けば年収を維持・アップさせることは十分に可能です。
この記事では、元転職エージェントとしてRA(企業担当)・CA(求職者担当)の両方を経験し、400社以上・累計100人以上の転職を支援してきた筆者が、転職で年収を下げないための具体的な方法と年収交渉のコツをお伝えします。
この記事を書いた人(筆者紹介)
筆者は大手人材会社で3年間、転職エージェントとして働いていました。RA(企業担当)として400社以上の採用担当者から「年収交渉に対する本音」を聞き続け、CA(求職者担当)として年収交渉を成功させた方・失敗した方を数多く見てきた経験から、年収を下げないための実践的な方法をお伝えします。
転職で年収が下がりやすい人の特徴【元エージェントが解説】
RAとして採用担当者から聞き、CAとして求職者をサポートしてきた経験から、年収が下がりやすい人には共通のパターンがあります。
RAとして採用担当者から実際に聞いた言葉があります。
「希望年収を聞いたとき、何も言わない人には予算の低い方で提示することが多い。交渉してくる人には誠実に対応したいと思う」
年収交渉は「図々しいこと」ではありません。きちんと交渉する人ほど年収が守られるというのが採用の現実です。
転職で年収が下がる主な原因
原因①|勤続年数・年功序列のリセット
給料査定の一要因として勤続年数は依然として存在し続けており、転職したばかりの人に対しては給料の支払いを抑える会社もあります。前職で年功序列で積み上げてきた給与が、転職によってリセットされることがあります。
原因②|業界・職種の平均年収の差
業界・職種によって平均年収は大きく異なります。年収水準の高い業界から低い業界に転職すると、スキルが同等でも年収が下がるケースがあります。
原因③|年収交渉をしなかった
内定が出た際に希望年収を伝えず、企業側の提示額をそのまま受け入れてしまうケースです。多くの企業は交渉の余地を持って提示してくることが多いため、交渉しないと損をする場合があります。
原因④|固定残業代・手当を見落とした
基本給が前職より高くても、固定残業代が含まれていたり各種手当がなくなったりすることで、実質の年収が下がるケースがあります。年収は「基本給+賞与+各種手当」の合計で比較することが重要です。
転職で年収を下げない5つの方法
方法①|自分の市場価値を正確に把握する
年収交渉を成功させるための大前提が「自分の市場価値を正確に知ること」です。市場価値より低い年収を提示されても気づけなければ交渉できません。
市場価値を把握する方法は以下の通りです。
- 転職エージェントに登録して「あなたのスキルなら〇〇万円が相場」と教えてもらう
- 求人サイトで同じ経験・スキルの求人の年収幅を確認する
- OpenWork・転職会議などの口コミサイトで企業の年収データを確認する
- 複数社に応募して内定の年収提示を比較する
方法②|年収交渉は内定後に行う
年収交渉のタイミングは「内定が出た後」が鉄則です。選考中に年収の話をしすぎると「お金目的」という印象を与えるリスクがあります。
内定が出てから「前職の年収が〇〇万円でしたので、できれば〇〇万円以上でご検討いただけますか」という形で丁寧に伝えましょう。
「このたびは内定のご連絡をいただきありがとうございます。ぜひ入社させていただきたいと思っております。一点ご相談なのですが、現職の年収が〇〇万円でございまして、できれば〇〇万円以上でご検討いただくことは可能でしょうか。前職での〇〇の経験を活かして貢献できる自信がありますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
方法③|転職エージェント経由で交渉を代行してもらう
年収交渉が苦手な方に最もおすすめなのが転職エージェントへの代行依頼です。エージェントは企業との交渉に慣れており、求職者が直接言いにくいことも代わりに交渉してくれます。
CAとして100人以上のサポートをしてきた経験から言うと、エージェント経由の年収交渉は直接交渉より成功率が高いケースが多いです。企業とエージェントに信頼関係があるため、交渉をスムーズに進めてもらえます。
方法④|基本給だけでなく年収の総額で比較する
転職先の年収を比較する際は「年収の総額」で判断することが重要です。
- 基本給の金額
- 賞与の回数・金額(固定か業績連動か)
- 固定残業代の有無・時間数
- 住宅手当・家族手当・交通費などの各種手当
- ストックオプションの有無(ベンチャー・スタートアップ)
基本給が前職と大きく変わらなくても、住宅手当やストックオプションが期待できることもあります。転職活動では基本給や賞与だけではなく手当・福利厚生にも目を向けましょう。
方法⑤|複数社に同時応募して競合状態を作る
1社だけに絞って転職活動をすると、その企業の提示年収を受け入れるしかなくなります。複数社に同時応募して内定を比較できる状態を作ることで、交渉力が大幅に上がります。
「他社からも内定をいただいているのですが、御社を第一志望としております。年収の面でご検討いただけますか」という交渉が最も効果的です。
年収を下げずに転職しやすい業界・職種
成長している業界や企業は積極的に採用活動を行っていることも多く、競合他社よりも高い水準の年収で募集し採用するケースがあります。
年収を下げずに転職しやすい業界・職種の例は以下の通りです。
- IT・DX関連:人材不足が深刻で年収水準が高い
- コンサルティング:経験・スキルが正当に評価される成果主義
- 外資系企業:即戦力評価・年収水準が高い傾向
- スタートアップ・ベンチャー:ストックオプションで実質年収アップの可能性
- 専門職(医療・法律・金融・エンジニア):専門スキルが高く評価される
年収交渉でよくある質問【元エージェントが回答】
Q:希望年収はいくら高く言えばいいですか?
A:現職年収の10〜15%増を目安にしましょう。あまりに高すぎる希望年収は選考落ちのリスクがあります。市場価値に基づいた根拠のある金額を伝えることが重要です。エージェントに「この経験・スキルで〇〇万円は高すぎますか」と相談してみましょう。
Q:年収交渉は失礼になりませんか?
A:全く失礼ではありません。採用担当者はある程度の交渉を想定しています。ただし「もっと出せるはずだ」という強引な交渉はNGです。「前職の年収が〇〇でしたので」という根拠を添えて丁寧に伝えましょう。
Q:一度承諾した年収を後から交渉できますか?
A:内定承諾後の年収交渉は基本的に難しいです。年収交渉は内定承諾前が唯一のタイミングです。承諾後に「やっぱり年収を上げてほしい」と言うことは企業側への信頼を損なうリスクがあります。
まとめ|年収を下げない転職は「交渉する勇気」から始まる
この記事のポイントを振り返り
- 転職で年収が上がる人・下がる人の割合はほぼ同じ。正しく動けば年収は守れる
- 年収交渉のタイミングは「内定後」が鉄則
- エージェント経由の交渉代行が最も成功率が高い
- 年収は基本給だけでなく手当・賞与・福利厚生の総額で比較する
- 複数社に同時応募して競合状態を作ることで交渉力が上がる
年収を上げる方法については【転職で年収を上げる方法】もあわせてご覧ください。
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