転職と副業の両立は難しい?元エージェントが教える現実的な進め方と注意点

転職エージェント
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「今の会社に居続けるのは不安。でも、いきなり転職するのも怖い」——そんなときに現実的な選択肢になるのが副業です。

副業で小さく実績を作りながら、タイミングを見て転職する。この「両立ルート」は、リスクを抑えつつキャリアの選択肢を広げられる方法として、ここ数年で一気に一般的になりました。

ただし、やり方を間違えると「副業も転職も中途半端」「会社に副業がバレて気まずくなる」といった失敗にもつながります。この記事では、元転職エージェントの視点から、転職と副業を両立させる現実的な進め方と注意点を整理します。

この記事を書いた人(筆者紹介)

大手人材会社でRA(法人担当)・CA(求職者担当)の両方を3年間経験し、400社以上を担当。累計100人以上の入社をサポートしてきました。その後、自身も未経験からIT業界へ転職(無職期間半年の実体験あり)。現在はフルリモートで働きながら、副業としてこのブログを運営しています。「求職者と企業、どちらの本音も見てきた立場」から、きれいごとではないリアルをお届けします。

なぜ今「転職 × 副業」の両立が現実的なのか

かつて副業は「就業規則で禁止」が当たり前でした。しかし国が副業・兼業を推進する方針を打ち出して以降、容認する企業が着実に増えています。転職市場でも「副業で身につけたスキル」を評価する企業は珍しくありません。

エージェント時代の実感として、「副業でこういう成果を出しました」と語れる候補者は、面接で確実に印象が良くなります。職務経歴書の実績が社内業務だけの人より、「自分で動いて結果を出せる人」という評価につながりやすいからです。

エージェント時代の本音:正直、企業の採用担当者に候補者を推薦するとき、「副業で〇〇をやっていて、月〇円の実績があります」という一言があると、こちらも自信を持って押せました。逆に「やる気はあります」だけの人は、どうしても弱く見えてしまうんです。

両立の進め方は大きく3パターン

① 副業を”転職の実績づくり”に使う

行きたい業界・職種に直結する副業を選び、ポートフォリオや実績を作ってから転職するパターン。未経験職種を狙う人に特に有効です。たとえばIT職を目指すなら、副業で小さな案件をこなして「実務経験」に近いものを作る、といった流れです。

② 副業を”転職しない保険”に使う

本業は続けつつ、収入源を分散させて精神的な余裕を作るパターン。「いつでも辞められる」状態を作ると、本業での交渉力もメンタルも安定します。

③ 副業を”独立の助走”に使う

将来的にフリーランス・独立を視野に入れ、副業で顧客や実績を積み上げるパターン。転職を経由せず独立へ向かう人もここに含まれます。

自分がどのパターンを狙うのかを最初に決めておくと、副業選びと転職活動の軸がぶれません。自分の強みや方向性が曖昧なら、まず転職の自己分析のやり方で方向性を整理しておくのがおすすめです。

両立で失敗しないための3つの注意点

1. 就業規則を必ず確認する

副業を始める前に、まず自社の就業規則を確認しましょう。「許可制」なのか「原則禁止」なのかで動き方が変わります。禁止されているのに黙って始めると、本業での信頼を失うリスクがあります。

2. 本業に支障を出さない

副業に熱が入りすぎて本業のパフォーマンスが落ちると、本末転倒です。特に転職活動と副業を同時進行させると時間が足りなくなりがち。時間の作り方に不安がある人は在職中の転職活動の時間の作り方も参考にしてください。

3. 税金・住民税の扱いを理解しておく

ここは要注意です。「副業所得が年間20万円以下なら確定申告は不要」とよく言われますが、これは所得税の話です。住民税の申告は、副業所得が1円でも発生していれば必要になります。この「20万円ルールは住民税には適用されない」という点を知らずに未申告のままにしてしまう人が非常に多いので気をつけてください。

なお20万円の基準は「収入」ではなく「所得(収入−経費)」で判定します。また、副業分の住民税で会社に知られたくない場合は、確定申告書で住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」に選択すると、通知が会社経由ではなく自宅に届きます。※制度の詳細や自分のケースは、必ず最新情報と各自治体・税務署で確認してください。

両立から転職へ動くときのステップ

副業である程度の手応えが出てきたら、転職活動も並行して進めていきます。おすすめの順番はこうです。

① 副業の成果を”言語化”する — 「何を、どれくらい、どうやって成果を出したか」を数字で整理。これがそのまま職務経歴書と面接のネタになります。

② エージェントに相談して市場価値を確認する — 副業経験が転職市場でどう評価されるかは、プロに聞くのが早いです。自分の市場価値を客観的に知りたい人は転職で市場価値を上げる方法もあわせてどうぞ。

③ 副業の実績を武器に応募する — 「主体的に動ける人」というアピールは、そのまま転職の強みになります。

まとめ:副業は「転職の保険」であり「武器」にもなる

転職と副業の両立は、リスクを抑えながらキャリアの選択肢を広げる、現実的で賢い戦略です。ポイントを整理すると次の通りです。

・最初に「実績づくり/保険/独立の助走」のどのパターンを狙うか決める
・就業規則を確認し、本業に支障を出さない
・住民税の申告(1円でも必要)と徴収方法の選択を忘れない
・副業の成果を数字で言語化し、転職の武器にする

「そろそろ転職も視野に入れたい」と思ったら、まずは無料でプロに相談して、今の自分の市場価値を確かめてみるのが第一歩です。

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※本記事の税金・制度に関する記述は一般的な情報であり、個別の判断は最新の公的情報および税務署・自治体でご確認ください。

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