転職の履歴書の書き方【元エージェント解説】項目別の記入ルールとモデルケースを完全解説

転職エージェント

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「転職の履歴書、何をどう書けばいいかわからない」という方へ

「新卒のときと転職の履歴書って違うの?」「手書きとパソコン、どちらで作ればいい?」「志望動機・自己PRは何を書けばいい?」

転職活動で最初に必要になるのが履歴書です。この記事では、元転職エージェントとしてRA(企業担当)・CA(求職者担当)の両方を経験し、400社以上の採用担当者と関わってきた筆者が、転職用履歴書の書き方を項目別に採用担当者目線で解説します。

この記事を書いた人(筆者紹介)

筆者は大手人材会社で3年間、転職エージェントとして働いていました。RA(企業担当)として400社以上の採用担当者から「履歴書で何を見ているか」の本音を聞き続け、CA(求職者担当)として100人以上の履歴書・職務経歴書を添削してきた経験から、通る履歴書の書き方をお伝えします。

転職の履歴書と新卒の履歴書の違い

転職用の履歴書は新卒のものと基本的な構成は同じですが、いくつか重要な違いがあります。

転職用履歴書と新卒用履歴書の違い
職歴欄
転職用は職歴が充実している。会社名・部署・業務内容を正確に記載する
志望動機
「なぜ転職するのか」「なぜこの会社なのか」の両方を説明する必要がある
自己PR
社会人経験をもとにした具体的なスキル・実績のアピールが求められる
形式
転職ではパソコン作成が主流。手書きでも問題ないが企業の指定に従う

転職履歴書の基本ルール

手書き vs パソコン作成、どちらがいい?

結論から言うと、手書き・パソコンのどちらでも選考に影響はありません。ただし転職活動ではパソコン作成が主流です。修正が簡単・複数社に使い回しができる・読みやすいという理由でパソコン作成をおすすめします。

企業から「手書きで提出してください」という指定がある場合は必ず手書きで作成しましょう。

用紙サイズ・フォーマットは?

転職活動では、A4サイズを使うことが多いです。パソコンで作成する場合は、WordかExcelの使いやすい方を選びましょう。

フォーマットは厚生労働省が推奨する様式か、リクナビNEXT・マイナビなどが提供する無料テンプレートを使うのが安心です。

項目別の書き方【採用担当者目線で解説】

①日付

日付は「作成した日」ではなく「提出する日(面接当日・郵送なら投函日)」を記入します。

年号は西暦・和暦どちらでもOKですが、書類全体で統一することが重要です。基本情報欄で和暦を使ったら、学歴・職歴欄も和暦で記入します。一般的に、外資系企業やIT企業では西暦が好まれる傾向がありますが、どちらを選んでも評価に影響はありません。大切なのは、書類全体で表記を統一することです。

②氏名・ふりがな

戸籍に登録されている正式な漢字で記入します。「ふりがな」と書かれている場合はひらがなで、「フリガナ」とカタカナで書かれている場合はカタカナで記入します。姓と名の間にはスペースを入れましょう。

③住所・連絡先

都道府県から省略せずに記入します。メールアドレスは普段使いのもので問題ありませんが、採用担当者が見ても不自然でないアドレスを使いましょう(例:nakamura.taro@gmail.comのような名前系が無難)。

④学歴

学歴の書き方ルール
  • 最終学歴の一つ前(高校)から記入するのが一般的
  • 学校名は正式名称で記入(略称NG)
  • 「入学」「卒業」「中退」を明記する
  • 中退の場合は「中途退学」と記入し、理由は面接で聞かれたときに答えられるよう準備する

⑤職歴【最重要項目】

転職の履歴書で最も重要なのが職歴欄です。採用担当者はここを最も注意深く読んでいます。

職歴の書き方ルール
  • 会社名は正式名称(株式会社・有限会社などを省略しない)
  • 入社・退社の年月を正確に記入する
  • 配属部署・担当業務を簡潔に記入する
  • 現在も在職中の場合は「現在に至る」と記入し、その下に「以上」と書く
  • 退職している場合は「一身上の都合により退職」と記入する

元エージェントの本音:RAとして採用担当者から実際に聞いた言葉です。「職歴欄に会社名だけ書いてある履歴書は何もわからない。どんな仕事をしたか、最低限の業務内容を書いてほしい」。会社名の下に一行、担当業務を添えるだけで印象が大きく変わります。

⑥資格・免許

取得した資格・免許は正式名称で記入します。応募先の仕事と関係ない資格も記入してOKですが、応募職種に関連する資格は特に目立つように記入しましょう。

取得年月日も記入します。「取得見込み」の場合は「〇〇年〇月取得見込み」と記入します。

⑦志望動機

転職の履歴書の志望動機は「なぜ転職するのか(退職理由)」と「なぜこの会社なのか(志望理由)」の両方を盛り込む必要があります。

NG例

「御社の事業に興味を持ち、ぜひ貢献したいと思い志望いたしました。」

OK例

「前職では法人営業として3年間、400社以上のお客様を担当してまいりました。より専門性の高い提案営業にチャレンジしたいという思いから転職を決意しました。御社の〇〇事業での取り組みに強く共感し、これまでの法人営業の経験を活かして貢献できると確信し志望いたしました。」

志望動機の書き方については転職の志望動機の書き方もあわせてご覧ください。

⑧自己PR

転職の自己PRは「強み×根拠(エピソード)×入社後の貢献」の3点セットで書くことが重要です。抽象的な表現は避け、具体的な数字・実績を盛り込みましょう。

自己PRの書き方については転職の自己PRの書き方もあわせてご覧ください。

モデルケース別の職歴の書き方

モデルケース①|転職経験なし(1社のみ)

記入例

職歴
2020年4月 株式会社〇〇 入社
      営業本部 法人営業部 配属
      中小企業向け法人営業を担当
2025年3月 一身上の都合により退職

以上

モデルケース②|転職経験あり(2社目)

記入例

職歴
2018年4月 株式会社△△ 入社
      人事部 採用担当として新卒・中途採用を担当
2021年3月 一身上の都合により退職

2021年6月 株式会社□□ 入社
      マーケティング部 Webマーケティング担当
      現在に至る

以上

モデルケース③|空白期間がある場合

離職して転職活動をしている期間は「転職活動中」と記入してOKです。資格取得・学習をしていた場合はその旨を記入すると好印象につながります。

記入例(空白期間あり)

2023年3月 一身上の都合により退職
2023年4月〜2023年9月 転職活動および〇〇資格取得のため自己研鑽
2023年10月 株式会社〇〇 入社
      現在に至る

履歴書でよくあるNGポイント

採用担当者の印象を下げる4つのNG
  • 誤字・脱字がある:「注意力が低い」「丁寧さに欠ける」印象に。提出前に必ず見直す
  • 会社名を略称で書く:「(株)」ではなく「株式会社」と正式名称で
  • 空欄がある:書ける欄を空欄にするのはNG。なければ「特になし」と記入
  • 志望動機・自己PRが使い回し:全社共通だと「なぜこの会社なのか」が伝わらない

特に志望動機の使い回しは採用担当者にすぐ見抜かれます。手間でも各社ごとにカスタマイズしましょう。

履歴書の提出方法

メールで提出する場合

添付書類はPDF形式がおすすめです。文字化けやレイアウト崩れが起こりにくく、履歴書には個人情報が記入されているためパスワードを設定しましょう。ファイル名も「20250315_氏名_履歴書」のようにわかりやすく明示しましょう。

郵送で提出する場合

A4サイズの書類は折り曲げずに角形2号の封筒に入れて送ります。封筒の表面に「応募書類在中」と赤字で記入し、裏面に自分の住所・氏名を記入しましょう。

よくある質問【元エージェントが回答】

Q:転職回数が多い場合、職歴はすべて書く必要がありますか?

A:すべて正直に書く必要があります。職歴を意図的に省略することは経歴詐称にあたり、内定取り消し・入社後の解雇につながるリスクがあります。転職回数が多い場合は、各職場での経験・スキルを丁寧に説明することで印象をカバーしましょう。

Q:履歴書と職務経歴書の違いは何ですか?

A:履歴書は基本情報の確認、職務経歴書はスキル・実績のアピールです。転職活動では基本的に両方を提出します。履歴書だけでは伝えきれない詳しい業務内容・実績・スキルを職務経歴書で補います。

職務経歴書の書き方については職務経歴書の書き方【完全版】もあわせてご覧ください。

Q:写真はどんなものを使えばいいですか?

A:スーツ着用・無背景・3ヶ月以内に撮影したものを使いましょう。スマートフォンの自撮りは避け、できれば証明写真機か写真スタジオで撮影することをおすすめします。

まとめ|転職の履歴書は「正確さ+企業ごとのカスタマイズ」が鍵

  • 転職履歴書はパソコン作成が主流。年号・表記は全体で統一する
  • 職歴欄は正式会社名・入退社年月・業務内容を正確に記入する
  • 志望動機は「なぜ転職するのか」「なぜこの会社なのか」の両方を書く
  • 各社ごとに志望動機をカスタマイズする・使い回しはNG
  • 誤字・脱字・空欄・略称は採用担当者の印象を大きく下げる

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