転職面接で退職理由を聞かれたら?【元エージェント解説】ケース別例文6選とポジティブ変換の方法

転職エージェント

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転職面接で退職理由を聞かれて困っている方へ

「本当の退職理由は人間関係なんだけど、正直に言っていいの?」「ネガティブな理由をどうポジティブに変換すればいいかわからない」

転職面接で必ず聞かれる質問の一つが退職理由です。本音をそのまま話すと印象が悪くなる。かといって嘘をつくのも不安。そんな悩みを抱える方が非常に多いです。

この記事では、元転職エージェントとしてRA(企業担当)を経験し、採用担当者が退職理由で何を確認しているかを現場で聞き続けてきた筆者が、退職理由の正しい答え方とケース別例文をお伝えします。

この記事を書いた人(筆者紹介)

筆者は大手人材会社で3年間、転職エージェントとして働いていました。RA(企業担当)として400社以上の採用担当者と密に話し、「退職理由で何を見ているか」という本音を聞き続けてきました。CA(求職者担当)として累計100人以上の面接対策をサポートしてきた経験から、採用される退職理由の伝え方をお伝えします。

企業が退職理由を聞く本当の理由【元エージェントが解説】

まず採用担当者がなぜ退職理由を聞くのかを理解しましょう。ここを知るだけで答え方が大きく変わります。

RAとして採用担当者から直接聞いてきた本音はこれです。

「退職理由を聞くのは、うちに来ても同じ理由で辞めないかを確認するため。あとは本当に前向きな転職なのかを見たい」

採用担当者が退職理由で確認しているのは主に3つです。

採用担当者が退職理由で見ているポイント
1
うちでも同じ理由で辞めないか
早期離職リスクの確認が最大の目的
2
自社とのミスマッチがないか
退職理由と自社の環境が合っているかを確認
3
前向きな転職かどうか
「逃げの転職」か「攻めの転職」かを見る

退職理由を答える3つの鉄則

鉄則①|前職の批判・悪口は絶対に言わない

RAとして採用担当者から何度も聞いた言葉があります。

「前職の悪口を言う人は、うちのことも外で悪く言いそうで採用しにくい」

たとえ本当に前職に問題があったとしても、面接でそのまま話すのは絶対にNGです。採用担当者は「この人はうちに来ても同じことをしそう」と感じます。

鉄則②|ネガティブな理由はポジティブに変換する

本音の退職理由がネガティブでも、必ずポジティブに変換して伝えましょう。変換の公式はこれです。

ポジティブ変換の公式

「〇〇(前職のネガティブな現状)→だからこそ〇〇(次で実現したいこと)を求めて転職を決意した」

鉄則③|退職理由と志望動機に一貫性を持たせる

退職理由と志望動機がバラバラだと採用担当者は違和感を覚えます。「前職の〇〇が課題だった→だから御社の〇〇に魅力を感じた」という一本の流れで語れるようにしましょう。

ケース別|退職理由の答え方と例文【コピペOK】

ケース①|人間関係が原因の場合

退職理由のランキングで常に上位に来るのが人間関係です。しかしそのまま話すのは最もNGな退職理由の一つです。

NG例

「上司との関係が悪く、職場の雰囲気も最悪だったので辞めることにしました。」

OK例

「現職では個人プレーが中心の環境で、チームで協力しながら成果を出す経験が少ない状況でした。より連携を大切にしたチームで働き、お互いの強みを活かしながら成長できる環境に移りたいと考え転職を決意しました。」

ケース②|給与・待遇への不満が原因の場合

給与への不満をそのまま話すと「お金のためだけに転職する人」という印象を与えます。

NG例

「給料が低すぎて生活が苦しかったので転職します。」

OK例

「現職では成果を出しても評価制度が不透明で、頑張りが正当に報われにくい環境でした。成果と評価が連動している環境でより高いモチベーションで働き、自分の市場価値を高めていきたいと考え転職を決意しました。」

ケース③|残業・長時間労働が原因の場合

NG例

「残業が多すぎてプライベートの時間が全くなく、体力的に限界だったので辞めます。」

OK例

「現職では業務量が多く、スキルアップのための自己学習や長期的なキャリア形成に時間を使いにくい環境でした。メリハリをつけて働きながら、自分のスキルをしっかり磨ける環境で長く活躍したいと考え転職を決意しました。」

ケース④|会社の将来性・安定性への不安が原因の場合

OK例

「現職は業界全体の構造変化の影響を受けており、長期的なキャリアを考えたときに成長産業でスキルを積み上げていきたいという気持ちが強くなりました。貴社の〇〇事業の成長性と安定した基盤に魅力を感じ、ここで長くキャリアを築いていきたいと考えています。」

ケース⑤|キャリアアップ・スキルアップが目的の場合

これは最も伝えやすいポジティブな退職理由です。ただし抽象的にならないよう注意しましょう。

OK例

「現職で3年間営業として経験を積み、一定の成果を出してきました。今後はより専門性の高い提案営業にチャレンジして、さらなるキャリアアップを目指したいと考えています。貴社の〇〇という領域での取り組みに強く共感し、ここでなら自分の可能性を最大限に広げられると感じて応募いたしました。」

ケース⑥|体調不良・休職経験がある場合

体調不良や休職経験は隠す必要はありません。ただし「現在は回復していて問題なく働ける状態」を必ず伝えることが重要です。

OK例

「業務過多により体調を崩し、一時期休職いたしました。その期間にしっかり療養し、現在は完全に回復しております。今後は無理なく長く働ける環境でキャリアを築きたいと考え、ワークライフバランスを大切にしている貴社に強く魅力を感じ応募いたしました。」

退職理由でよくある質問【元エージェントが回答】

Q:退職理由が複数ある場合はどうする?

A:最も前向きな理由を一つ選んで答えましょう。複数の理由をすべて話すと「不満だらけの人」という印象を与えます。「一番大きな理由」として整理して伝えるのがベストです。

Q:嘘の退職理由を作っていい?

A:嘘はNGです。面接では深掘りされることが多く、嘘はすぐにバレます。また嘘の理由で入社すると入社後にミスマッチが起きやすくなります。本音をポジティブに変換することと、嘘をつくことは全く別のことです。

Q:退職理由を聞かれなかった場合はどうする?

A:聞かれなければ答えなくてOKです。ただし志望動機の中に自然な形で転職理由を盛り込んでおくと、採用担当者の疑問を先回りして解消できます。

まとめ|退職理由はポジティブ変換が全て

この記事のポイントを振り返り

  • 採用担当者は「うちでも辞めないか」「ミスマッチがないか」を確認している
  • 前職の批判・悪口は絶対にNG。どんな理由でもポジティブに変換する
  • 退職理由→志望動機に一貫性を持たせることが最重要
  • 体調不良・休職経験は隠さなくていい。「現在は回復済み」を必ず添える
  • 複数の理由がある場合は最も前向きな一つに絞る

志望動機の書き方については【転職の志望動機の書き方】、面接対策については【転職面接でよく聞かれる質問と答え方】もあわせてご覧ください。

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