「自分の市場価値って、実際どのくらいなんだろう?」
「転職しようとしたら思ったより年収が低かった」「今の会社でしか通用しないスキルしかない気がする」という方は多いと思います。
私は大手人材会社で3年間、RA(企業側)とCA(求職者側)の両方を経験し、求職者の市場価値を客観的に評価する立場にいました。「市場価値が高い人」と「そうでない人」の差は、意外なところにあります。
この記事を書いた人(筆者紹介)
大手人材会社で3年間、RA・CAの両方を経験。400社以上を担当し、累計100人以上の入社成功をサポート。求職者の市場価値を日々評価してきた立場から、本音でお伝えします。
そもそも「市場価値」とは何か
市場価値とは、あなたのスキル・経験・実績が転職市場でいくらの価値があるかを指します。現職での年収や役職とは必ずしも一致しません。
- 現職年収 > 市場価値:会社に守られている状態。転職すると年収が下がるリスクがある
- 現職年収 < 市場価値:会社に安く使われている状態。転職で年収が上がりやすい
- 現職年収 ≒ 市場価値:適正評価を受けている状態
担当者として求職者と面談する時、「この方は市場価値に気づいていない」というケースが多くありました。特に大企業に長くいる方や、専門性が高い方ほど「自分は普通」と過小評価していることが多いです。まず正確に自分の市場価値を把握することが、すべての出発点です。
まず自分の市場価値を正確に把握する
市場価値を上げる前に、現在地を知ることが重要です。以下の3つの方法で把握しましょう。
方法①|無料の適性診断・市場価値診断ツールを使う
ミイダスは44万人が登録するアセスメントリクルーティングプラットフォームで、コンピテンシー診断(適性診断)が無料で受けられます。自分の強み・弱み・適性職種・市場価値の目安を客観的なデータで把握できます。
方法②|転職エージェントに年収査定をしてもらう
エージェントは日々求人を扱っており、「同じ経歴・スキルの人が市場でいくらで評価されるか」を把握しています。複数のエージェントに査定を依頼して比較するのが最も信頼性が高い方法です。
関連記事:転職で年収を上げる方法【元エージェントが交渉術を解説】
方法③|求人票で同職種の年収レンジを確認する
転職サイトで自分と同じ職種・経験年数の求人を10〜20件見て、年収レンジの相場を把握します。「自分なら応募できそうな求人」の年収帯が、おおよその市場価値の目安になります。
市場価値を上げる3つの方法
方法①|実績を「数字」で言語化する(最速・最重要)
市場価値を上げる最も早い方法は、今の仕事での実績を数字で言語化することです。スキルが同じでも、実績の見せ方で評価が大きく変わります。
✕「営業として頑張ってきた」
○「法人営業として年間売上3億円を達成。担当顧客50社のうち主要10社の売上を前年比140%に改善」
同じ経歴でも、後者は圧倒的に市場評価が高くなります。
自己PR・職務経歴書への落とし込み方はこちらで解説しています。
方法②|希少性の高いスキルを身につける
市場価値が高い人材の共通点は、「掛け合わせの希少性」を持っていることです。
| 掛け合わせの例 | 市場価値が高い理由 |
|---|---|
| 営業経験 × IT知識 | SaaS営業・ITコンサルとして引っ張りだこ |
| 人事経験 × データ分析 | HR Tech・ピープルアナリティクスに強い |
| マーケ経験 × 英語力 | 外資系・グローバル企業から高単価オファー |
| 現場経験 × マネジメント | プレイングマネージャーとして即戦力評価 |
「1つのスキルで頂点を目指す」より、「2〜3つのスキルを掛け合わせてユニークな人材になる」方が、転職市場では有利なケースが多いです。
SaaS/AI業界への転職を目指す方には、こちらのエージェントが特化しています。
方法③|転職活動自体を「市場価値の確認」に使う
実は、転職活動をしてみること自体が、最もリアルな市場価値の確認方法です。エージェントに登録して求人を紹介してもらうだけでも、「自分がどのレベルの会社に評価されるか」が分かります。
「すぐ転職するつもりはない」という方も、情報収集として活用するのは全く問題ありません。エージェントの上手な使い方はこちらで解説しています。
市場価値が上がりにくい人の特徴
- 同じ会社・同じ仕事を長く続けすぎる:その会社でしか通用しないスキルに特化してしまう
- 実績を言語化する習慣がない:「なんとなく頑張った」では市場に伝わらない
- 市場の相場を知らない:「自分がどう評価されるか」を知らないまま現状維持を続ける
- スキルアップに投資しない:業界のトレンドに乗り遅れると相対的に価値が下がる
まとめ|市場価値は「知ること」から始まる
- まず現在の市場価値を正確に把握する(診断ツール・エージェント査定・求人票)
- 実績を数字で言語化するだけで評価が大きく変わる
- 2〜3のスキルの掛け合わせで希少性を作る
- 転職活動自体が最もリアルな市場価値確認の場
市場価値は「生まれつき決まっているもの」ではなく、正しく把握して行動すれば確実に上げられるものです。まず自分の現在地を知ることから始めてみてください。
市場価値を知るためにまず行動してみよう
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